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※画像出典: eBookJapan
◆概要
詩人として名を上げる夢に破れ発狂して虎へと姿を変えた男が、かつての友人に偶然再開し己の一生を悔いて嘆くストーリー。
◆おすすめする人
・中島敦の小説が好きな人
・意外な結末が好きな人
◆あらすじ・ネタバレ
ヤマトの国の「義清」はかつて優秀な役人であったが、詩人として活躍する夢を追って役人を辞職する。しかしその夢は叶わず、義清は失意の後に再び下級の役人として生活を始める。詩人の夢を諦めねばならないことや、かつて自分より能力が劣ると判断した者の下につかねばならないことに精神の限界を迎えた義清は、ある日突然発狂し行方をくらます。義清のかつての友人である「頼長」が虎が出ると噂の山道を通っていたところ、草むらから一匹の虎が現れ危うく襲われかける。草むらから義清の声が聞こえたことから、頼長は草むらに向かって声をかける。頼長の呼びかけに答えた義清は自分の正体を明かし、醜い虎の姿になってしまったことを打ち明ける。
少しずつ人間としての意識が失われ心も虎になりつつある義清は、頼長に自分の作った詩を書き留めてほしい頼む。承諾した頼長は義清が読み上げる詩を書き留めていくが、義清の詩人としての能力の高さを感じつつも、第一流の作品になるには微妙な点において何かが欠けていることも感じ取る。
都に残してきた妻子の生活の世話も併せて頼んだ義清は、虎になった自分の姿を見せるため頼長に十分離れた位置まで移動してから振り返るよう指示する。義清との別れを惜しむ頼長は彼の指示に従い小高い丘の上から彼の姿を確認する。そこには精も根も尽き果てた醜い男の姿があり、涙を流しながら天に向かってひたすらに吠え続けていたのであった。
◆おもしろポイント
中島敦の「山月記」を登場人物の設定を少し変えて漫画におこしたコミカライズ版。作中の台詞や地の文は全て小説のままであり、多くの人が読んだことのある山月記を思い返すことができる。ラストは小説とは展開が異なっているため、意外な結末に驚きを感じることができる作品。
現行の法律上、
・違法アップロードファイルのダウンロードは民法上、違法(賠償金請求・ウイルス感染リスクもあり)
・違法コンテンツのアップロードは刑法/民法共に、違法(懲役・罰金刑・賠償金請求)
漫画ファイルのダウンロードにはファイル共有サービスを利用しますが、ダウンロードと同時にそのファイルをダウンロード者本人によって自動的にアップロードされる仕組みを取っているものが多いです(これにより、複数のコピーファイルがアップロードされる状態を保ち、ファイルの完全削除を回避します)。
つまり、1ファイルのダウンロードにより、2度の違法行為を重ねることになります。【実際の逮捕者が出ている状況、かつ近年の取り締まり強化の動きを鑑みて、漫画ファイルのダウンロードはやめる】ことを強くおすすめします。
そのため、No Money Manga(ノー・マネー漫画)では代替手段として、合法的に無料または安く漫画を読む方法をまとめています。