獣王星 完結 全3巻 読みたい

あらすじ・ネタバレ

◆概要
双子の少年、トールとラーイがキマエラと言う惑星に落とされ、絶望的な中でも仲間をと共に生き抜いていく。

◆オススメする人
・樹なつみの作品が好きな人
・SFが好きな人

◆あらすじ・ネタバレ
西暦２４３６年、地球を離れバルカン星系と言う宇宙の彼方に住む双子、勝気で喧嘩っ早いトールと泣き虫で甘えん坊なラーイの二人はコロニーで平和に暮らしていた。ところがある日、両親が殺され二人は罪人だけが住む死刑星キマエラに送られた。キマエラは昼が１８１日続いた後、夜が１８１日続く、しかも昼の間は30度から50度の猛暑で、一転して夜は−40度のブリザードが吹きすさぶ極寒。更には、人間を食べる食肉樹と言う過酷な環境に置かれた１１才の双子。無法地帯に近いキマエラにはオークルリング、ブランリング、サンリング、ナイトリング4つのリングがありそれぞれ肌の色で分かれている。絶望的な中でもザギと言う仲間の助けでリングに入ろうとトールはたくましく生きていくが、泣き虫で甘えん坊のラーイは失敗ばかり。いつしかトールはラーイの死を望むようになった。そんな矢先、敵に襲われた負傷するも二人はバラバラに逃げ、トールはサンリングの女ディズとオークルリングのサードに助けられる。しかし、ラーイは崖から落ちて死んでしまった。ラーイ失った悲しみと、もう面倒を見なくいいと、ホッとしている自分にトールは絶望した。全ての謎を知る為にトールは全リングのトップ獣王になる事を決意し数年後、ブランリングとナイトリングのトップを倒したザギとサンリングとオークルリングのトップでもあるトールが戦い、トールは勝って、キマエラの上空の宇宙にトールをキマエラに落とした本人オーディンに会った。そこで明かされる真実とは、人類はあと６０年で滅びると言うものとそして地球はもう滅びて無くなったと言う事だった。遺伝子が弱くなってしまい自然な形で出産だ１００年の間無かった、キマエラを除いては。だから遺伝子の強い子供を作りキマエラに送って人類を救おうとした、その子供がトールだった。両親の死もラーイの事も全ては自分が原因だった事を知るも、キマエラで生きていく事を決意しキマエラに帰って行った。

◆面白いポイント
話が少し難しいけど、やたらとリアルに出来ている所が面白いと思いました。リアルでだけど切なくって、たくさんの仲間に出会いそして別れる辛さが涙を誘う。２００６年にテレビアニメ化もされ主人公のトールの声は堂本光一、ティズは水樹奈々、サード小栗旬と高価な声優キャスト。