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※画像出典: Renta!
今川義元と義元を育て軍師として活躍した太原崇雪斎の歴史漫画。歴史が好きな人や今川義元の名前は知っているけれど、どんな人か知らない人におすすめ。
1523年駿河にある今川館に京都の僧である九英承菊(のちの太原崇雪斎)は招かれた。招かれた内容は駿河国主の今川氏親の五男を僧にする為の教育係を任された。五男の名前は方菊丸、齢は4つ。この方菊丸こそのちの今川義元である。今川氏親からは五男を僧にしてくれ、民に光をもたらす僧となるよう妻が唐鏡に願掛けをして生んだ子だから、と言われた九英承菊であったが方菊丸には戦国大名にしてやると約束をするのであった。
何故九英承菊は今川氏親に言われた通り方菊丸を僧にしなかったのか。それは九英承菊が戦国大名の生き方に興味を持ち、方菊丸に純然たる野心を感じたからである。
1535年方菊丸改め梅岳承芳の父親今川氏親は亡くなっており長男である氏輝が家督を継いでいた。五男である梅岳承芳が今川の大名になる為には長男の氏輝、次男の彦五郎がいなくなればまず一歩近付くのである。そんな中1536年3月17日今川家では謎の事件が起きる。長男の氏輝と次男の彦五郎が同じ日に死んでしまった。残る四男は隠居をしているので側室の子、三男の玄広恵深さえいなくなれば梅岳承芳は戦国大名となることが出来る。そして三男の玄広恵深と五男の梅岳承芳は兄弟間で家督相続争いが起こり世に謂う「花倉の乱」にて梅岳承芳は玄広恵深を討ち取り、今川義元と名を改め戦国大名となった。
このセンゴク外伝 桶狭間戦記は1巻は方菊丸が今川義元と名前を変え戦国大名になるまでで、そこからの巻は後に今川義元と桶狭間で戦う事になる織田信長の幼少の頃からの話も交えて両者が桶狭間で戦い、そして終わるまでの話である。
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