アオヨビ-青春予備校- 完結 全5巻 読みたい

あらすじ・ネタバレ

◆概要
白河は東京ではデブで友達もいなかったが、田舎に転校したことをきっかけにモテキャラ確立していたとき、うさこと名乗るロリータ姿の孤立した同級生に恋の相談を受け、白河先生とうさこ生徒の恋の青春予備校が始まる。

◆おすすめする人
・片思いをしている人
・君に届けなど純愛が好きな人
・学生時代にトラウマがある人

◆あらすじ
主人公白河は転校先の学校ではイケメンですごくモテる。友人も多く、学校カーストでは上位にあたる人間だ。しかし、転校前の東京では白河はデブでネガティブで友達もおらず、むしろいじめられていた。彼は言わば転校生デビューなのだ。だから、恋愛経験もほぼなし。
そんな白河にうさこと名乗る（本名は村山田タネ）ロリータ系の痛い同級生に恋の相談を受ける。授業料も払うということで、白河は相談に乗ることに。相手は弓道部の庵といい、真面目で堅物な男子高校生だ。
どうせうまくいかないと思い、｢さっさと告れ｣とうさこにアドバイス。
うさこは言われた通り、庵に告白するがうさこはフラれた。
しかし、このことで火が付いた白河はうさこと庵を絶対にくっつけると意気込み、なんとか、うさこと庵が仲良くなるところまで来た。
そんな時、白河は友人になんで人気者の白河が孤立しているうさこといるのか言われ、｢面倒なら相手しなくてもいいんだよ｣と言われたのをうさこに聞かれる。それでも白河と会うときはいつも笑顔で接するうさこにだんだん惹かれる白河。
一方、庵も白河の頑張りとうさこの前向きで明るくアタックする姿勢にうさこに惹かれ始める。｢3年の部活が終わるまで返事を待って欲しい｣とうさこと約束をしたが、うさこと白河の恋愛相談の関係は続く。
あることをきっかけに自分の恋愛はどうなのか考え出す白河。そんな時に、うさこを思い浮かべ、うさこが好きだと確信する。
3年になり、弓道のインハイが終わった庵。庵もうさこのことが本気で好きになり、付き合うということになるが、庵から、｢遠くの大学に行って、弓道をまた頑張りたい。好きだからこそ君とは付き合えない｣といわれふられたうさこ。
白河は告白しようか悩むが、東京の時のトラウマでなかなか振り切れずにいた。そんなときに、東京の時フラレた吉元と出会う。
それをきっかけに過去との自分を断ち切り、うさこも白河を意識するようになり、最終的にうさこと付き合うことになる。

◆おもしろポイント
うさこの直向きに庵を思う姿は健気なのに、自分の好きなものを否定しない芯の強いところはとても魅力的である。うまくいきそうでうまくいかないうさこの恋とそんなうさこを陰ながら思う白河の恋は君に届け以上に純愛で素敵な作品だ。
出てくるキャラクターそれぞれ芯が強かったり、白河のように悩みがあったりして魅力的である。
うさこと白河が付き合うまでが主に描かれていて、ファンとしては付き合ってからの二人も見たいと思ってしまうほどである。
純愛すぎる作品で、絵も柔らかくストーリーにあっている。5巻と短いストーリーだが、内容量が多く、本当に面白い作品なので多くの人に読んでもらいたい。